ロンドン地下鉄に列車用空調機器納入のお知らせ
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三菱電機株式会社は、イギリスのロンドン地下鉄向けに列車用空調機器の納入を始め、このほど搭載列車の運行が開始されましたのでお知らせします。1863年に開業したロンドン地下鉄に空調が導入されるのはこれが初めてです。
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概要
ロンドン地下鉄は、1863年に開業した世界最古の地下鉄で、現在11路線総延長約400kmの運行をしています。ロンドン地下鉄の車両にはこれまで空調機器が導入されていませんでしたが、昨今の猛暑を機に1960年代に納入された車両の更新に合わせて空調機器搭載車両の導入を進めることとなり、8月に8両(1編成)の運用が開始されました。
当社製列車用空調機器の採用にあたっては世界各国での納入実績と品質および保守体制や技術力が評価され、カナダの車両メーカー「ボンバルディア」から受注しています。受注規模は客室用空調機器が1,402台、運転台用空調機器が380台、総額約33億円で2018年までの保守も含まれています。これから、2015年にかけて機器を順次納入して、オプションとなっている2033年までの保守契約延長も図ります。
当社は、本年6月に鉄道車両用空調システム分野で国内メーカー初となる国際鉄道産業標準規格International Railway Industry Standard(IRIS)認証を取得して欧州鉄道産業連盟(UNIFE)のリストに登録され、近年温暖化の影響などにより鉄道車両用空調機器の需要が高まってきている欧州を中心に鉄道空調事業をグローバルに展開しています。今回の受注を機に欧州市場での車両用空調システムの販売をさらに強化していきます。
納入製品の概要
運用路線
(今後も含む) 今回運用開始:メトロポリタン線
今後納入予定:サークル線、ディストリクト線、ハマースミス&シティー線
発注者 ボンバルディア社(Bombardier Inc.)
受注規模 鉄道車両用空調機器 客室用1,402台(1,402車両分)、運転台用380台分
受注空調機器 客室用:冷房能力31kW、暖房能力21kW
運転台用:冷房能力6kW、暖房能力4.4kW
受注額 約33億円(2018年までの保守込み)
納期 2015年5月までに順次出荷
保守 2018年までの、空調機器のメンテナンス及び部品交換
(オプションで2033年まで契約延長あり)
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