三菱電機株式会社は、カーボンナノチューブを樹脂に配合した射出成形可能な新材料により、金属製振動板に匹敵する高い伝搬速度、紙製振動板と同等の適度な内部損失、高い生産性をあわせもつNCV※高音質スピーカー振動板を開発しました。これにより低音用から高音用のスピーカー振動板の素材を統一することが可能となり、音質が統一された、音源により近い音の再生を実現します。
※ NCV:Nano Carbonized high Velocity
①中低音用振動板
②高音用振動板
振動板用材料の伝搬速度と内部損失の関係
主な開発内容
1. 金属製振動板に匹敵する高伝搬速度、紙製振動板と同等の適度な内部損失を両立
・ カーボンナノチューブと数種類の樹脂を最適配合した新材料を開発
・ 金属製振動板に広く使用されるチタンに匹敵する毎秒5000m以上の高い伝搬速度
・ 高伝搬速度を持つ素材では実現が困難であった、紙製振動板と同等の適度な内部損失を実現
2. 統一感のある音源により近い音の再生
・ 一種類の振動板材料で高音用スピーカーとしても低音用スピーカーとしても音を正確に再生
・ 振動板材料が異なるスピーカーでは実現できない、全音域で統一感のある音質を実現
今後の展開
NCV振動板を使用したスピーカーシステムは、今後、自動車向けや家庭向けの、音響製品やAV製品への適用を検討していきます。
商標関連
NCVは、現在、商標登録申請中です。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 業務部 広報・宣伝グループ
FAX: (06)6497-7289
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source - http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2010/1025-a.html
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